2016年11月6日日曜日

師走を迎え、干支だるま(酉)

手仕事専科には、民芸工房がつくる民芸品が、いくつもあります。
会津三縁起の起上り小法師風車赤べこ、白河には、松平定信公の起こした白河だるまがあります。
南部では、黄金べこや忍駒獅子踊りなどです。
津軽には、下川原焼土人形津軽凧絵です。
また、下野では、下野土鈴やふくべ細工、黄鮒です。さらに、それぞれの陶芸窯でも干支の置物などを作られています。小砂焼では、フクロウの置物と干支が師走の風物詩にもなっています。
それぞれに伝統的なそして、歴史と縁起を持つものです。
先日、正月向けに忙しい白河だるまの工房を覗いてきました。
佐川だるま製造所です。
だるまは、いくつもの工程から作られます。
佐川だるま製造所では、和紙の紙漉きから、重石の陶石まで、自工房でつくります。通常は、量産化・分業化を図って、外注するのが、当たり前になっています。
のぞくと熟練の女性たちが、一心不乱にだるまの胡粉ぬりから、絵付などを行っていました。これらの作業は、だるま作りのほんの一部です。
彼女たちの一心不乱の姿に感動を覚えました。
画像に収めましたので、ご覧下さい。
佐川だるま製造所 http://tesigotosenka.com/sirakawadaruma.html
渡辺だるま店    http://tesigotosenka.com/watanabedarumaseizousyo.html
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[酉だるま]
干支10番目の動物である「とり」は神鶏ともよばれ、神の使いとされており、
太陽が昇るとき必ず鶏が鳴くため、鶏の鳴き声には、太陽の神を呼ぶ力があると云われていました。
酉年の『とり』は、『にわとり』のことを指しており、にわとりは、5徳を備えるといわれています。
5つの徳とは、知・信・仁・勇・厳のことです。
また、酉の日は実りの多い日とも云われています。
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(干支だるま)
・絵付け種類 各2色あり
    金色 
    白色
・大  1,600円(税別)
・小    750円(税別)

(干支だるま)
・絵付け種類 各2色あり
    金色 
    白色
・大  1,600円(税別)
・小    750円(税別)
白河だるま
佐川だるま製造所
工房には、6人ほどの女性が
塗の作業を行っていました。
干支だるま(酉)です。
鶏冠もついて、口ばしも
そして、ひれのついています。 
通常のだるまに胡粉を塗っています。
胡粉は、貝殻の粉末を膠で溶いたものです。
赤くぬっただるまの顔をピンクに
塗っています。
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